スウェーデンの田舎暮し
リューエダール日誌

四六判 280頁 並製本
著者:林 みどり/ボ・ハレングレン
定価 :1,890円(本体1,800円+税)

スウェーデンに家を買いました!
家を購入してからブッセとネコと私でのスウェーデンの自然にかこまれた生活。 レノンとのたった5日の犬騒動やタローがいた南部ネコ部隊についてなど、ペットを迎えながらのゆっくり流れる穏やかな暮しが綴られている。専門知識のあるブッセの視点から、福祉・社会経済問題などもとりあげられている。


◎ 作者のあとがきから
スウェーデンの片田舎に住みついて八年目を迎える。ここに書き綴ってみたのは、その田舎の日常体験から覗いた、スウェーデン社会のひとつの有り様である。スウェーデン社会に関しては、福祉、環境問題、市民運動などについて、日本から研究者がこられていて、それぞれ専門の本を出版されているようである。しかしそういう社会に住む人々の実際の生活については、意外と知られていないのではないかという気がしていた。もちろんここに述べられているのは、限られた一面であって、同じスウェーデンに住む日本出身の人でも、異なった印象を体験しておられる方々もあると思う。統計なども出してみたが、これもあくまでも理解の助けになればということで、意図としてはスウェーデンを少し感覚的にも知ってもらえればというところである。…スウェーデンは小さい国だし、距離的にも感覚的にも日本から随分遠いと感じられているかもしれない。しかし毎年のノーベル賞は話題になるし、今年は植物学者カール・フォン・リネーの生誕三百年記念のため、天皇陛下がスウェーデンを訪問されました。そんなスウェーデンに少し親しんでもらいたいという願いがここに実現することになった。

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